おひさまえんのよく日が当たる小さな田んぼでは稲がスクスク育っています。でも日が当たらない稲は育ちが悪い。で、どちらにも蚊が卵を産んでボウフラが湧くので、オタマジャクシを入れています。オタマジャクシが無事にカエルになるように、餌に肥料にと思い、いりこを土にぶすっと刺しています。先日久し振りにおひさまえんを訪れた人に、Mちゃんが説明していました。驚きました!子どもはちゃんと学んでいる。すごい!

毎日の生活の中で、自然の中で暮らしているということが当たり前という感覚を子どもたちの中に育てていきたいと思います。生き物と触れながら関わることで、命や生き物の生活を自然に学んでほしいと思います。

夏本番で、子どもたちは虫捕りに忙しいです。毎日の生活の中に当たり前のように自然があり、そこに住んでいる生き物がいる。子どもたちが向き合うのは、対人間と対自然との両方があり、自然は子どもたちが生きていく中でなくてはならない大切な物だと思います。子どもは自然と向き合う時に自分自身と向き合います。そしてそれは自分がどんな人間なのか知る手掛かりになります。1人で蝉をとる時、木にとまっているセミを1人で見つける。誰にも見つからないうちにこのセミを捕りたい気持ち。はやる心をおさえつつ、息をのみ、慎重に網を動かす。上手く取れたときの嬉しさ。逃げられておしっこをかけられた時の悔しい気持ち。上手く取れたときは大声でみんなに「セミ、とったー!!」と叫ぶ。そして、バタバタと羽を動かすセミを手で捕まえる勇気。上手く捕まえることが出来なくてもいいんです。怖くて触れなくてもいいんです。

五感をフルに働かせて遊び、心が震える体験は、何物にも代えられないことです。

せっかく捕った虫を死なせてしまうこともあります。一緒にどうしてかを考えます。少しづつですが、子どもたち同士で虫かごに何も入っていない時は教え合うことがあります。えさの葉っぱがはいっていないよ。お花を入れて。この場所(虫かごを置いている場所)は日が当たって暑いよ。などなど

Rちゃんは、弱って動けなくなったトンボに空き箱でお家を作りました。

Nちゃんは死んでしまったとんぼがもう一度空を飛んだらいいのにと思ったらしく、大きな紙に空の絵を描いて死んだトンボをテープで貼り付けました。

ある朝、ミモザにかけている梯子に羽化しようと登っていたセミの幼虫が蟻たちに囲まれて羽化の途中で死んでいました。それを見つけたH君、S君、W君、E君たちは、オレンジの篭にセミの幼虫を入れて土をかぶせていました。何をしているの?と尋ねるとお墓を作っているとのこと。蟻たちにとってはせっかくののご飯でしたが。どちらもその後、『ちいさな虫たちのお墓』に埋めました。子どもたちに伝えることはとても難しいです。ただ、簡単に生き物を大切にとは言いたくない。でも、虫たちも生きていること、そして虫たちも自分たちも同じ地球に住んでいる、住まわせてもらっているという感覚を伝えていきたいと思います。子どもだけでなく、大人である私たちも日々生き物に教えられています。

『センス・オブ・ワンダー』の中では、自然との出会いの中で子どもの側には一緒に驚いたり感動したりしてくれる大人が1人は必要だと書かれています。私たち保育者はその一人になりたいといつも願っています。

◇夏休みの日程
おひさまえんの夏休みは、8月10日(月)~14日(金)です。

◇懇談会の予定
8月の許斐先生の懇談会は、8月6日(木)に宮司自治公民館で行われます。時間は、13時20分~14時50分です。当日保育日でない方も、お子さまをお預かりできますので是非参加してください。なお、『おひさま懇談会へようこそ』をご持参ください。

◇危険な暑い日が続いています。
おひさまえんでは、暑い日でも虫捕りをする子どもたちがいます。子どもたちの体調に気を配りながら、水分補給・涼しい部屋での休息などを取り入れながら過ごしています。子どもたちが飲む水分も、常温の水だったり、冷たい麦茶だったりと様々です。脱水症状にならないように、きゅうりに塩と砂糖をまぶしたもの、キュウリが苦手な子には金平糖に塩をまぶしたものを午前と午後に提供しています。