毎日いつもと変りなくすごせるといいのだけれど、目に見えないところで子どもたちはいろいろなことを感じ変化しています。その心の変化が日々の遊びや行動に出るのですが、どうしても大人は子どものその行為に目が向き、その行為に冷たい視線になってしまったり、行為を止めさせることに気持ちが動いてしまいます。そしてその時に放たれる言葉で子どもの人格を否定してしまうこともあります。子どもの変化を受け止めるなら、まずは子どもと遊ぶ事。子どもの変化を感じつつも、楽しいおしゃべりをしたり共に遊んだりして子どもを受け止めていきます。私たちは少しでも私たちとの関りを通して、子どもが自分を大切にされているという思いが増し、子どもが抱えているものが軽くなり、自分らしくいていいんだと思えるようにと願いを込めて関わっています。

「セルフエスティームself-esteem」という言葉があります。日本では自己肯定感・自尊心などと訳されますが、高山恵子さん著の「おっちょこちょいにつけるクスリ」より引用しますと

“セルフエスティームとは「外見、性格、長所、短所、障害、特技など、自分のすべての要素をもとにつくられる自己イメージを客観的に見て、自信を持ち、自分を大切にしようと思う気持ち」といえます。そして、「セルフエスティームが高い」ということは、「自己イメージが高く、自分は価値のある人間だと思うことができ、何か苦手なことがあっても、自分が好きで、自分を大切にしようという気持ちが強い」ということです。良く誤解されますが、セルフエスティームは「自己有能感」とは違います。セルフエスティームは、自分を有能と感じることではないし、能力や障害と相関関係があるものでもありません。セルフエスティームの高い低いは、その子どもを取り巻く環境(その子の存在を認めてくれる人がいるか、その子に合った課題が出されているか)が違うからです。”(高山 2007年 p88)

言葉で褒めることが苦手だったり、言葉と実際の態度が違っていて、せっかくの誉め言葉が子どもの心に届かないこともあります。親としてはこれもして、これも買って、ここにも連れて行ってあげてと思うかもしれません。大切なのは、いろいろなところで子どもが自分は大切にされていると確認できることです。可愛がられることはもちろんですが、認めてもらったり、思いやりの行動に触れたり、話をただただ聞いてもらったり、感謝されたり‥毎日の生活の中で、たくさん転がっている小さな一つ一つを線で繋ぐように、子どもが大切にされていると感じ続けることが出来たら、きっとセルフエスティームが高まっていき、子ども自身が生きやすくなるのだと思います。

◇懇談会の予定
7月の許斐先生の懇談会は、7月13日(木)の13時30分から宮司公民館で行われます。 当日保育日でない方も、お子さまをお預かりできますので是非参加してください。なお、『おひさま懇談会へようこそ』をご持参ください。

◇新しいお友達
★エイデンくん 4歳 
8月の始めまで日本のおじいちゃん宅で過ごします。すでにお友達と仲良しです。よろしくお願いします。

★さつきちゃん 6歳
月、水、金曜日通園します。

◇夏休み
夏休みは、8月14日(月)から8月18日(金)までです。

◇お願い
お帳面を返却される時、確認のためサインして頂くと助かります。お帳面にいつもお返事を書いてくださるお家の方もあり、ありがとうございます。お家での子どもたちの様子もよくわかり、いつも嬉しく拝見しています。お忙しい時などは、サインで構いませんので宜しくお願いします。

◇交通安全教室があります。
許斐さんが、子どもたちのために、道路の渡り方などをお話ししてくださいます。7月21日(金)を予定しています。
許斐さんは、サツマイモの苗を毎年植えてくださっていて、子どもたちのことが大好きな頼りになるスーパーマンです。